日本人は我慢強く勤勉な国民だと言われています。そういった国民性もあり、仕事で大きなストレスがかかっていても「自分が無能なだけだ」と考え、無理して耐えている人が多くいます。そんな中、我慢の限界を超えて体調を崩し、うつ病などの病気を発症して動けない状態になってしまう人が後を絶ちません。

出社する日の朝は、皆が憂鬱になりやすいものです。「また1日働き詰めか…」と絶望感に襲われながら起床する人も少なくないでしょう。しかし、それがどんどん深刻化し、仕事のことを考えるだけでベッドや布団から起き上がれない、となると話は変わってきます。仕事のことを考えるとイライラしたり、ずっと緊張状態が続いていたり、家族にあたってしまったりする人は、仕事へのストレスが限界値に達しているといえます。

また、急に涙が出てきたり、食欲が落ちてしまう、食べ過ぎてしまう…などというのも、ストレスの症状からくるものだと思われます。
自身にこのような異変が出てきたら、まず休みましょう。限界に達する前に逃げることは大事なことです。数か月休職してリフレッシュしたり、遠い場所に旅行に行ったりするのも良いでしょう。

異変が起きるほど体調が悪いのに、無理して出社させてくるような会社は、あまり良い会社とはいえません。苦しい状況を相談してもつべこべ言われるようなら、辞めてしまうのが吉です。
従業員の体調すら気遣えない会社であれば、あなたが頑張りすぎて壊れても、コマのように扱われて知らんぷりされるのは目に見えています。
責任ある仕事を担う以上、粘り強く頑張るべき場面もあるかもしれませんが、自分なりの限界ポイントが訪れたら、休む選択をすることも大切です。