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多様なストレスに晒される現代人へ

現代の人は、職場のストレス、家庭のストレス、人間関係のストレスなど多様なストレスを抱えています。
豊かで便利な世の中になった一方で、ストレスの種類も複雑化しており、心身のバランスを崩す人が増えてきています。

なお、ストレスの原因となる刺激のことは「ストレッサー」と呼ばれています。このストレッサーにはいくつかの種類があります。
物理的ストレッサーとして挙げられるのが音・光・温度等です。化学的ストレッサーとして挙げられるのは排気ガス・化学物質・食品の強い匂いなどもこれに含まれます。
そのほか、花粉・ウイルス・細菌等の生物的ストレッサーもあります。

人々の心身にさまざまな影響を及ぼすとされるストレッサーは、心理的・社会的ストレッサーと呼ばれます。
具体例としては、生きる中で起きる問題や膨大な仕事量、複雑な人間関係等が挙げられます。
このストレッサーによって引き起こされる不安やイライラ、頭痛、肩こり、不眠等をストレス反応といいます。
ストレス反応が長期間続くと、慢性疲労症候群やうつ病などの病気を引き起こしてしまいます。そんな事態を避けるには、ストレスと上手に付き合う工夫が必要です。

心理的・社会的ストレッサーの中でも、特に人間関係はストレス反応を起こしやすい分野です。
人は誰でも、自身に合わない相手がいるものです。しかし職場などの決められた場所では、そういった人とも関わる必要性が出てきます。相手の言動をすべて受け取って深く考え、ひどく落ち込んでしまう人も多いでしょう。ただ、毎回その姿勢でいれば、自分自身が壊れてしまいます。

特に繊細な人は、自分を守るために「不必要な発言は受け取らない」と決めて、「あなたはそう思うのね」と心で解釈して、スルーする力を鍛えることが大事です。スルー力が身につけば、どんな人ともほどよい距離感を取って接することができるようになるでしょう。